朝起きてランニング、自転車や電車で通勤・通学、夜も遅くまで勉強したり仕事をするには体力が必要です。 もちろん、運動部で活躍していくには、更に体力が必要です。これら社会生活や運動に必要な体力を「活動の体力」と呼ぶことにしましょう。 一方、考え事の途中で訳が分からなくなる、目先の利にとらわれて失敗する、目標達成の途中で挫折してしまうなどは、 じっくりと考え続ける力、すなわち「思考の体力」の不足が原因で起こるものです。 短絡的に捉えるのではなく思考を続けるにはやはり「思考の体力」が必要です。 「生きる力」の両輪ともいえる「活動の体力」と「思考の体力」ですが、小さい頃から体操教室やスイミングには通うのに、 思考を鍛える教室には通っていないという例はたくさんあります。
では「思考の体力」はどうやって育成していくと良いのでしょうか。 実は「思考の体力」を鍛えるのに最も効果的なのが、算数や数学の問題を解くことなのです。 というのも「思考の体力」を鍛えることは数学的思考力を身につけることと同じだと言えるからです。 ゲームで1つ1つ敵を倒し、アイテムや武器を手にして、次のステージに進む。これと同じ事が、現実の人生でもよくあるのです。 ゲームも人生も高い目標に向かうとき、その手前に簡単にクリアできる予備的な目標を設定して進むことが、ポイントになります。
ところで、数学の問題は小問という小さい予備的な目標が設定されているのを、覚えている方もいらっしゃるでしょう。 1つの難問に小問を順番に解いていくことで正解にたどり着くという手法です。 私たちのLOGICTREEプログラムでは、目標を設定した「思考の体力」を育てるステージを準備しており、 それを自分自身の力で解決していくことで思考を深めていくという学習方法です。 小さい予備的なヒント問題も活用しながらステージクリアしていくことで、ある意味ゲーム感覚的に「思考の体力」が身につく仕組みになっています。
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数学の美しさ、考えることの楽しさを自分自身で体験してもらうこと。
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難問にも十分に時間をかけて取り組めるような根気と好奇心を養うこと。
小さい予備的なヒント問題も活用しながらステージクリアしていくことで、
ある意味ゲーム感覚的に「思考の体力」が身につく仕組みになっています。
それでもやはり、自分自身の頭で考えること無しに、数学や論理的思考を体得することはできません。
「天は自ら助けるものを助ける」のは、数学においても同様です。