「自分で考えて、身につけてゆく学習へ」
なぜ学ぶのか?
勉強が将来何の役に立つのか?と、子供が尋ねたとき、問われた大人はどう答えてやれるでしょうか。 福沢諭吉は、その著書『学問のすゝめ』のなかで「賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来(いでく)るものなり」と語っています。
実社会と日本の教育
現在の日本の学校教育は1960年頃から大学受験合格を目標とし、生徒たちは教師から与えられた物を暗記する場であり、 先生から「言われたことをこなす能力」が日々の試験で計られています。 しかし、社会に出ると模範解答や定められた答えはなく、それぞれが問題点を発見し、考え、解決しながら、 ミッションを達成していかなければなりません。 教育機関における「言われたことをこなす能力」と実社会での「自分で考えてつくりだす能力」との間には 教育感のミスマッチングが存在しています。
"Teach"から"Learn"へ
コンピュータが普及した現代において、人間の暗記力や言われたことをこなす能力はあまり意味をなさず、 人間の価値は自分で考えてつくりだす方向へと重きが置かれることでしょう。 しかし、アジアにおいて主流の黒板に向かって同じことを教える暗記中心の一斉教育では、教師が主導の為、 どうしても生徒たちが受動的になり自分たちの思考を停止せざるを得ません。 今後の教育では先生からの"Teach"だけで子供たちを束縛するのではなく、直面する問題を通して自分自身で解決する為に 自ら学ぶ"learn"の姿勢を身につけさせる事が重要だと考えます。
LOGICTREEプログラムとは
「自分で考えてつくりだす能力」は公式や例題を覚えて類題に適用する学習法を繰返しても身につきません。 教わった事をそのままにするのではなく、今まで蓄積した智恵や知識を総動員して、自分自身が考え、 取り組み続けたときにはじめて身についていきます。 開発者が1990年に創始した塾では、単に学校での成績や点数の獲得だけではなく、 問題解決をする数学リテラシーを身につける指導方法を核とし、繰返し創意工夫をしてまいりました。 この長年のノウハウをまとめ上げたものがLOGICTREEプログラムなのです。