LOGICTREEプログラムとは、リコメンドシステムを活用して個々の進捗に合わせた学習を提供する数学プログラムです。
学校での学習範囲に縛られることなく、もっと自由に、そして、冒険みたいに数学を楽しみたいという生徒の皆さんに向けて開発しました。
2020年を境に大学入試は「知識・技能」に加えて「思考力・判断力・表現力」を評価するための試験へと移行します。 2002年生まれの子供たちから実際の大学入試において「まねる」学習よりも、自分で「考える力」が必要となっていきます。
数学の学習において、公式や例題などから解法を「まねる」場合もあります。例えば、初学の1次関数や方程式などはその典型です。
このような「まねる」学習を続けると、「まねて」ドリルのように繰返し訓練することを、勉強だと勘違いしてしまうものです。
しかし、公式や例題を覚えて類題に適用する「まねる」学習法をいくら繰返しても「考える力」は身につきません。
今までの知識や知恵を総動員して、自分自身で考え続けるとき、はじめて「考える力」が身について行くのです。
ところで、数学の本質は、問題の発見・分析・解決という一連を、論理的な「思考」でとらえ、それを論証し証明することにあります。
時には想像力さえも必要になりますが、答えを論理的に導き出す、といったこの一連の数学的思考こそが「考える力」を鍛えるのに
最も効果的なのです。
では具体的に、どんな学習をしていけば良いのでしょうか。
数学には、日常生活に既に存在する図形や、基本的なルールから論理を積み上げて学習していくことが可能な分野があります。
LOGICTREEプログラムでは、単に「まねる」だけで得られる目先の点数ではなく「考える力」を身につけることを目的として
「幾何(図形)」「論理」「場合の数・確率」「整数論」という学習分野を核とした構成をとっています。
さて、このプログラムの実際の学習の進め方ですが、まず「クリア問題」に挑戦してもらうことから始まります。
これは、今までに習ったことが有るとか無いとかに関係なく、自分自身の頭で考え組み立て、解決してもらいたいからです。
まさにゲームでいう新しいステージの敵を頑張って倒す感じですね。
しかし、新しいステージの敵だと、倒し方のコツがよく分からないときもあります。
ですから「クリア問題」には、原則「ヒント問題とその解説」がついています。
生徒は自分自身でその「ヒント問題とその解説」を読むことで、「クリア問題」の解法へのアプローチを知ることができるようになっています。 まるでゲームの攻略本を読んで、敵の倒し方を考えるみたいに「クリア問題」という敵を倒してもらうのです。
こういった進捗状況は、ご家庭のパソコンから公式ホームページにログインして頂くことで確認することができます。 お子様の現在のステージステイタスや、どういった分野を現在勉強しているのかをご覧いただけるシステムになっています。
現在、LOGICTREEプログラムは、塾および学校に教材提供をしております。 週に1回50分の学習ですが、考えることが楽しくなったという生徒が多く、高い評価を頂いております。 このプログラムの時間が、数学潜在力はもちろん数学を通して自立した「考える力」を大きく育ててくれることでしょう。
「自分で考えて、身につけてゆく学習へ」
なぜ学ぶのか?
勉強が将来何の役に立つのか?と、子供が尋ねたとき、問われた大人はどう答えてやれるでしょうか。 福沢諭吉は、その著書『学問のすゝめ』のなかで「賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来(いでく)るものなり」と語っています。
実社会と日本の教育
現在の日本の学校教育は1960年頃から大学受験合格を目標とし、生徒たちは教師から与えられた物を暗記する場であり、 先生から「言われたことをこなす能力」が日々の試験で計られています。 しかし、社会に出ると模範解答や定められた答えはなく、それぞれが問題点を発見し、考え、解決しながら、 ミッションを達成していかなければなりません。 教育機関における「言われたことをこなす能力」と実社会での「自分で考えてつくりだす能力」との間には 教育感のミスマッチングが存在しています。
"Teach"から"Learn"へ
コンピュータが普及した現代において、人間の暗記力や言われたことをこなす能力はあまり意味をなさず、 人間の価値は自分で考えてつくりだす方向へと重きが置かれることでしょう。 しかし、アジアにおいて主流の黒板に向かって同じことを教える暗記中心の一斉教育では、教師が主導の為、 どうしても生徒たちが受動的になり自分たちの思考を停止せざるを得ません。 今後の教育では先生からの"Teach"だけで子供たちを束縛するのではなく、直面する問題を通して自分自身で解決する為に 自ら学ぶ"Learn"の姿勢を身につけさせる事が重要だと考えます。
LOGICTREEプログラムとは
「自分で考えてつくりだす能力」は公式や例題を覚えて類題に適用する学習法を繰返しても身につきません。 教わった事をそのままにするのではなく、今まで蓄積した知恵や知識を総動員して、自分自身が考え、 取り組み続けたときにはじめて身についていきます。 開発者が1990年に創始した塾では、単に学校での成績や点数の獲得だけではなく、 問題解決をする数学リテラシーを身につける指導方法を核とし、繰返し創意工夫をしてまいりました。 この長年のノウハウをまとめ上げたものがLOGICTREEプログラムなのです。